検査の選び方・症状について
胃の検査は「バリウム」と「胃カメラ」どちらが良いですか?
A.検査の目的によって異なります。バリウム(胃透視)は胃全体の形や影を確認するのに適しており、広範囲を一度に見ることができます。一方、胃カメラ(内視鏡)は粘膜の細かな色の変化や早期がんを直接発見する能力に優れています。過去に指摘を受けたことがある方や、より精密な検査を希望される方は胃カメラをお勧めします。
どのオプション検査を追加すれば良いか分かりません。
A.年齢、家族歴、生活習慣に合わせて選ぶのが効果的です。例えば、血縁者にがん患者がいる場合はその部位に関連する検査(腫瘍マーカーやCT、エコー検査)、喫煙される方は肺CT、女性の方は乳腺・子宮検診を組み合わせるのが一般的です。迷われる場合は、当日受付でのご相談も承っております。
最近疲れやすいのですが、どのコースがおすすめですか?
A.貧血や肝機能、血糖値の異常などが隠れている可能性があるため、血液検査が充実したコースをお勧めします。まずは「標準健診」または「人間ドック」をお勧めします。加えて、甲状腺機能検査などのオプションを追加し、多角的に原因を探ることも可能です。
特定の症状(腹痛やしこり)がある場合、健康診断で診てもらえますか?
A.健康診断は無症状の方を対象としているため、自覚症状がある場合は外来受診をお勧めします。
すでに痛みや明らかなしこりがある場合は、健康診断を待たずに、早急に専門の外来医療機関(内科や外科など)を受診してください。
特定の条件・体調について
授乳中に健康診断を受けても大丈夫ですか?
A.はい、可能です。ただし一部の検査に制限があります。マンモグラフィ検査は乳腺が発達しているため正確な判定が難しく、お断りする場合があります。豊島区民の乳がん検診では、授乳中及び断乳後6か月以内の方はマンモグラフィー検査は受けられません。また、胃バリウム検査では、終了後にお飲みいただく下剤が母乳に移行する可能性があるため、下剤服用後2日間は断乳できる方に限ります。
妊娠中、または妊娠の可能性がある場合の制限はありますか?
A.放射線検査および子宮頸がん検診は原則としてお受けいただけません。レントゲン、CT、バリウム、マンモグラフィなどは胎児への影響を考慮し、実施できません。必ず事前にお申し出ください。
風邪気味なのですが、受診しても数値に影響しませんか?
A.発熱や炎症がある場合、正しい判定ができないことがあります。血液検査の炎症反応が高く出たり、尿検査に影響したりすることがあります。万全な体調での受診をお勧めするため、日程変更を推薦します。
ペースメーカーや金属が体内にある場合は受診できますか?
A.受診可能ですが、実施できない検査項目があります。ペースメーカー装着中の方は、ペースメーカー手帳をご持参ください。MRI検査は受けられません。必ず予約時および当日の受付時にお伝えください。植込み型医療機器及び関連装置(血糖測定器など)、体内に金属類がある方は、必ず予約時にご相談ください。なお、豊島区民の肺がん検診(CT検査)では、植込み型除細動器(ICD)を装着の方は受信できません。
検査内容によって受診の可否や条件が異なります。ご不明な点は事前にお問い合わせください。
検査の技術・詳細について
胸部レントゲンだけで肺がんは分かりますか?
A.レントゲンだけでは見逃される可能性もあり、より詳細には「胸部CT」が有効です。レントゲンでは骨や心臓に隠れた病変を見逃すリスクがあります。喫煙歴のある方はCT検査の併用を強くお勧めします。
腫瘍マーカー検査を受ければがんは100%分かりますか?
A.いいえ、腫瘍マーカーはあくまで補助的な指標です。がんがあっても数値が上がらないこともあれば、良性の病気で数値が上がることもあります。画像検査などと組み合わせて総合的に判断します。
便潜血検査はなぜ2日分必要なのですか?
A.出血が毎日続くとは限らないため、検出率を高める目的があります。2回測定することで、がんやポリープからの微量な出血を捉える確率を有意に高めることができます。
採血で気分が悪くなったことがあるのですが対応してもらえますか?
A.はい。横になった状態での採血が可能です。過去に貧血や気分不快を経験された方は、事前にお申し出ください。ベッドで安静にしながら安全に採血を行います。
腹部エコー検査で何が分かりますか?
A.肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓などの臓器の形や、結石、腫瘍等の判定が可能です。痛みや被曝の心配がなく、内臓の状態をリアルタイムで詳細に確認できる安全な検査です。
各検査の詳細についてはスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
結果の見方・事後フォロー
判定が「B(軽度異常)」でした。すぐに病院へ行くべきですか?
A.基本的には経過観察ですが、次回の数値変化に注意してください。日常生活に支障はありませんが、次回の健診でも数値をチェックし、悪化していないか確認することが重要です。
前回の数値と比較して変動がある場合はどう考えればいいですか?
A.単発の結果よりも「推移」が重要です。急激な変化は生活習慣の変化や病気の予兆である可能性があります。過去の数値と比較して不安な場合は、医師にご相談ください。
精密検査(要再検)の指示が出た場合、どこに行けばいいですか?
A.検査項目に応じた専門の医療機関を受診してください。当センターから紹介状の発行も可能です。また、提携している近隣の大学病院などのご紹介も承っております。
健康診断の結果を紛失した場合、再発行はできますか?
A.はい、可能です。ただし再発行手数料がかかります。ご本人確認が必要となりますので、詳しくはお電話にてお問い合わせください。
結果についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
その他(施設・運営)
子供を連れての受診は可能ですか?
A.安全上の理由から、お子様を連れての受診はご遠慮いただいておりますが、ご家庭の状況でご同伴したい場合はご相談ください。放射線エリアや精密機器があるため、託児施設のない当センターでは同伴をご遠慮いただいています。
領収書の宛名を会社名にできますか?
A.はい。受付時にお申し付けいただければ、インボイス対応の領収書を発行します。
その他、施設や運営に関するご質問はスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
監修者情報
所長 / 管理医師:石原 聖久 (Kiyohisa Ishihara)
- 「健康診断は受けて終わりではありません。異常の早期発見と、その後の適切なフォローアップこそが重要です。池袋の地で、皆様の健やかな毎日を支えるパートナーでありたいと考えています。」
- 資格・所属: 日本人間ドック学会 認定医 / 東京都医師会 産業医
